カラフルDay'S

□14.((((オトウト…義弟だとぉぉぉぉ!!))))
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『えぇ!?人数が足りない!?』


「そうみたいです」


プログラム13番の保護者対抗リレー


あ、今更ですけど一応帝都保育園赤組と無将保育園白組で優勝を競っています(本当に今更だな)


いやだってさ、それどころじゃないじゃん?お兄ちゃん達の事で頭がいっぱいだったんです、はい


そして…


『どうしようか…他に走れる先生いない?』


「みんな無理だそうです。あちらは無冠の四人がいるので心配ないみたいですし…」


テツ君もさすがにどうしようという顔をしていた


『ウチの保育園はほとんど女の先生だし…やっぱり無冠と戦うのはキツイよね…なんで保護者は集まらないの?』


「皆さん我が子を撮る事に夢中です」


『……マジか』


まぁ予想はしてました


『私とテツ君が入っても足りないわ…どうしたら…』


そこに……


突然現れた救世主


「茜、俺達が走るぜ」


『……え…お、お兄ちゃん!?』


そう、そこにはなんとお兄ちゃんとその他カラフルな人達


ってか水をさすようですみませんが…ここ一応関係者以外立ち入り禁止ですよ?


「おいおい、水臭いじゃねーか」


「俺達がバッチリ協力するっす!」


『大輝…涼太…でも…』


「このリレーで勝たなきゃ帝都保育園は優勝出来ない。そうだろ?」


征十郎は静かに見つめる


『……テツ君、良いよね…?』


「はい、もちろんです」


と、いう事で…


作戦会議


「うしっ!んじゃーまず走る人数だな」


『赤、黄、白、青の4つのチームにわかれるの。んで帝都は赤と黄。人数が足りないのは赤…つまり5人よ』


「5人で1つのチームなんだねーで、誰が走るわけー?」


「それについてはもうだいたい考えてある」


お兄ちゃんはそう宣言するとまずテツ君を指差し、


「とりあえず黒子は外そうか」


「え、」


「確かにテツは…だな」


「黒子っちは…っすね」


「黒ちんはトロイからねー」


「あの紫原っち?オブラートに包んで?」


「皆さん…ヒドイです…」


まぁこればかりは…仕方ない


私は口に出さないけど


『で、どうする?』


「まず…青峰、黄瀬、お前ら走れ」


「イヨッシャァァ!!」


「キタァァァァ!!」


確かにまずこの2人が妥当だな


「んで…緑間、紫原、赤司、和成。お前らの中で走れるやついるか?」


「俺は遠慮しておきたいです…(和成…だと…)」


「俺はー正直メンドくさいなー(和成……)」


「俺も見ています(……和成和成和成和成)」


「あ、俺全然平気っすよ!」


「そうか!じゃー頼むわ、和成!」


(((和成………だと………)))


キセキ達のただならぬオーラをそっちのけて「任せてください☆」と笑う和成


「よし!メンバー決まりだ」


『え?まだ…3人じゃない?』


「青峰、黄瀬、和成、俺、そして… 茜だ」


『私………』


「出来るな?茜」


『…うん!大丈夫だよ、お兄ちゃん!!私はお兄ちゃんの妹よ?こんなの朝飯前よ!』


「ふっ…よく言った!(うおぉぉぉぉ!!さすが俺の愛する天使だわ!!)」


(((虹村さん(先輩)嬉しそーだな……)))


「ははっ本当に仲良いっすよね!茜と虹村先輩。そんな兄貴がいるなんて茜が羨ましいぜ…」


「そーか、でも俺にとっちゃー和成は弟みたいなもんだぜ?」


「マジっすか!」


本当に嬉しそうに喜ぶ和成


だが、


「………おい、今オトウトって…言ったか…?」


「ババババッチリ…聞いたっす…!」


((((オトウト…義弟だとぉぉぉぉ!!))))


絶賛勘違い中のキセキ達


まぁそんなこんなで…順番も決まった


1番


「さぁーて、久しぶりに暴れますか!」


高尾和成


2番


「茜っちにカッコ良い所を見せてハートをゲットっす!」


黄瀬涼太


3番


「本気出すぜ…!俺に勝てるのは俺だけだぁぁぁぁぁ!!」


青峰大輝


4番


『大輝うるっさ…まぁ私も久しぶりに本気出して頑張っちゃおーっと!』


虹村茜


アンカー


「妹の為に……兄貴としてやってやるぜ…!」


虹村修造








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