カラフルDay'S
□13.「陰険……ブスだぁ?てめぇーの目は腐ってんのかあぁ?」
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前回のあらすじ
合同運動会のお相手保育園にはなんと無冠様がいて、そこにお兄ちゃん達が来て花宮さんに毒吐かれて私はキレかけた
え、後半わかりにくいって?
じゃー前の話読んでよ!今それどころじゃなぁぁぁい!!
場所は戻って…校庭
『……あぁ?』
声のした方へ振り返るとケラケラ笑っている花宮さんがいた
なんかいちいち『さん』を付けるのが嫌になるんですけど。日本の縦社会が私を邪魔する(←誰)
「お、振り返った。ふはっ!自分でも自覚があるみてーだな!」
『……言わせておけば…私のどこが、』
ポンッ
言葉の途中で私の肩に誰かの手がおかれていた
『…お兄ちゃん?』
振り返る私に軽く微笑むとそのまま花宮さんの前まで前進……
え、どうしたの?
「あ?なんだお前…見ねー顔だな…」
「おい」
「…?!」
あ、ヤバイ。なんかヤバイぞ、これは…
「おい、てめぇー何処に目ぇつけて歩いてんだゴラッ」
「!?」
「陰険……ブスだぁ?てめぇーの目は腐ってんのかあぁ?」
((((虹村さん(先輩)ブチ切れたぁぁぁぁぁ!!))))
『お、お兄ちゃん!?』
スイッチ入っちゃったよ!これは本気で怒ってる…!
花宮さんも突然の事でめっちゃ驚いているよ!
「誰だ…お前。キセキのお守りか?」
「はぁ?こいつらは俺の後輩だ。んで、俺はそこにいる茜の兄だ」
「あぁ…なるほど…」
花宮さんも迎撃体制に入った
「さすが妹が妹なら兄貴も兄貴だなぁ。その間抜けな顔がそっくりだぜ」
「間抜け!?茜のどこを見たら間抜けなんだよ!てめぇーこそ鏡見ろ。自分の間抜け具合を理解してから発言しろよこのマロ眉がぁ!」
「なっ…!?マロ眉だと!?お前こそ………その……前髪…とか…目……」
あ、言葉につまってる
そりゃまぁ…ぶっちゃけお兄ちゃんの顔は出来てるからね。文句言いたくても言えない、みたいな
「茜っち…そろそろ収めないとヤバイっすよ…」
「…だな。子どもは楽しそうに見てるし、何より親の目がさっきからイテェ…」
確かに…涼太と大輝の言う通りだ
そろそろなんとかしないと…園長先生に怒られるわ
『二人とも!ちょっと落ち着いて!周りが…』
「………チッ!…それもそうだな。悪い、言い過ぎた…………って言うわけねぇーだろがバァカ!」
『……ブチッ!』
((((茜を怒らせやがったあのバカァァァァ!!茜も収めるどころかバトルに参加したぁぁぁ!!))))
「おいゴラッお○ゃる丸!そこまで言うなら決着つけよーや」
『表出ろ、今すぐ。その減らず口を叩けなくしてやるよ、一生な』
虹村兄弟がバキボキ腕を鳴らし始めたのと同時に…
ピンポンパンポン…
ーー茜先生、真先生、至急本部に来なさい
お呼び出し放送が鳴り響いた…
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