カラフルDay'S

□13.「陰険……ブスだぁ?てめぇーの目は腐ってんのかあぁ?」
1ページ/2ページ



前回のあらすじ


合同運動会のお相手保育園にはなんと無冠様がいて、そこにお兄ちゃん達が来て花宮さんに毒吐かれて私はキレかけた


え、後半わかりにくいって?


じゃー前の話読んでよ!今それどころじゃなぁぁぁい!!


場所は戻って…校庭


『……あぁ?』


声のした方へ振り返るとケラケラ笑っている花宮さんがいた


なんかいちいち『さん』を付けるのが嫌になるんですけど。日本の縦社会が私を邪魔する(←誰)


「お、振り返った。ふはっ!自分でも自覚があるみてーだな!」


『……言わせておけば…私のどこが、』


ポンッ


言葉の途中で私の肩に誰かの手がおかれていた


『…お兄ちゃん?』


振り返る私に軽く微笑むとそのまま花宮さんの前まで前進……


え、どうしたの?


「あ?なんだお前…見ねー顔だな…」


「おい」


「…?!」


あ、ヤバイ。なんかヤバイぞ、これは…


「おい、てめぇー何処に目ぇつけて歩いてんだゴラッ」


「!?」


「陰険……ブスだぁ?てめぇーの目は腐ってんのかあぁ?」


((((虹村さん(先輩)ブチ切れたぁぁぁぁぁ!!))))


『お、お兄ちゃん!?』


スイッチ入っちゃったよ!これは本気で怒ってる…!


花宮さんも突然の事でめっちゃ驚いているよ!


「誰だ…お前。キセキのお守りか?」


「はぁ?こいつらは俺の後輩だ。んで、俺はそこにいる茜の兄だ」


「あぁ…なるほど…」


花宮さんも迎撃体制に入った


「さすが妹が妹なら兄貴も兄貴だなぁ。その間抜けな顔がそっくりだぜ」


「間抜け!?茜のどこを見たら間抜けなんだよ!てめぇーこそ鏡見ろ。自分の間抜け具合を理解してから発言しろよこのマロ眉がぁ!」


「なっ…!?マロ眉だと!?お前こそ………その……前髪…とか…目……」


あ、言葉につまってる


そりゃまぁ…ぶっちゃけお兄ちゃんの顔は出来てるからね。文句言いたくても言えない、みたいな


「茜っち…そろそろ収めないとヤバイっすよ…」


「…だな。子どもは楽しそうに見てるし、何より親の目がさっきからイテェ…」


確かに…涼太と大輝の言う通りだ


そろそろなんとかしないと…園長先生に怒られるわ


『二人とも!ちょっと落ち着いて!周りが…』


「………チッ!…それもそうだな。悪い、言い過ぎた…………って言うわけねぇーだろがバァカ!」


『……ブチッ!』


((((茜を怒らせやがったあのバカァァァァ!!茜も収めるどころかバトルに参加したぁぁぁ!!))))


「おいゴラッお○ゃる丸!そこまで言うなら決着つけよーや」


『表出ろ、今すぐ。その減らず口を叩けなくしてやるよ、一生な』


虹村兄弟がバキボキ腕を鳴らし始めたのと同時に…


ピンポンパンポン…

ーー茜先生、真先生、至急本部に来なさい


お呼び出し放送が鳴り響いた…







次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ