カラフルDay'S

□11.「お前ら、とりあえず歯ぁ食いしばれ☆」
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「「「…………」」」ダラダラ…←全身から汗が出ている音


「…………」パキッポキッ←腕を鳴らす音


えー…茜です。皆さんの為に状況を説明します


@私のお兄ちゃんが帰って来た!
Aお兄ちゃんは男どもにイジメられている(←?)私を発見!


そして……


「黄瀬ぇーーー足崩すんじゃねぇよ。しっかり座れや」


「は、は、はいっ…す……」


3人仲良く仁王立ちするお兄ちゃんの前で正座タイムです


「おい、そこのアポロヘッド」


「…アポロ…?え、俺っすか……?」


「お前誰?お前もこいつらと同じで俺の妹をとって食っちまおーとしてたのか!?」


「いや、そんな!俺は……」


『待ってお兄ちゃん!大我は関係ないよ!大我は料理手伝ってもらってただけだし!』


「料理…ねぇ…まぁパスタも美味かったし妹に免じて今回は見逃してやる、えーと……アポロ君」


「えっと、火神大我…っす…」


なんとか大我は無事逃れられたみたいだ…本当に良かった…


……ブブーブブー…



『あ、電話だ………はい…あー大丈夫ですよ。はい、わかりました!すぐに行きまーす』


「どうした茜」


『ごめんお兄ちゃん。ちょっと保育園に行かなきゃいけなくなったから……』


「おーう行って来な。むしろ茜がいない方が話しやすいしなぁ。」


『え、うん……じゃぁ……』


私は支度を整えると急いで家を出た。


どうしよう……お兄ちゃん怒りMAXだったんだけど!?正座させられてる3人が不憫に思うほど!!


涼太なんて完全に怯えきった子犬だったよ。大輝もいつもの黒い顔も真っ青になってたし、祥吾に限っては昔お兄ちゃんにシメられた事を思い出しちゃっているのか、涼太と同じく小刻みに震えてたし……


『………今度優しくしてあげようかな…』


そう私が思ってしまうほど事態は深刻だった……














「まずは…久しぶりだなぁお前ら。元気そうじゃねーの」


「「「……うす…」」」


「さて、と、んじゃーそろそろ説明してもらおーか。まず何故お前らが茜の部屋にいるのか説明しろや」


虹村の殺気に耐えながら黄瀬は重い口を開いた


「……たまたま会った茜っちに部屋に上がって良いよって言われたから…っす…」


「お、俺も!な!灰崎!」


「お、おう!そうだよなぁ!」


「アポロ君」


「違うっす。俺はお礼がしたいからと誘われたけどこいつ等は無理やり入った…です」


「「「oh……\(^o^)/」」」


3人は思った


火神、覚えとけよ……………と


そして火神は思った


本当にすまない、だが俺はまだ死にたくないんだ………………と



「………よっし、決めた」


虹村は満面の笑みを3人に向けると一言、悪魔の言葉を言い放った


「お前ら、とりあえず歯ぁ食いしばれ☆」






「「「せ、せんぱ……イギャャャャャャャャャャャャャャャ!!!!!!!!」」」








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