Time's up

□No.21 約束して?
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「姉さんと一緒に壁外調査…すごく嬉しい」


馬を走らせながらミカサは小さく微笑んだ


『ミカサは首席で卒業したんでしょ?私も頑張らないと妹に遅れをとっちゃうね?』


「なっ…!ぜ、全然私は…私なんかより姉さんの方が…姉さんは私とエレンの命の恩人だから…」


『…ふふふ』


赤面するミカサにミラは小さく笑った








壁外調査


今回はミラはミカサと同じ班に配属された


まぁ、おそらく私が久々だからここに配属させてくれたのかわからないけど…


リヴァイはあぁ言ってたけど、正直私の事まで見ていられないだろう


エレンを守る、という大事な任務があるから















「…後方から巨人が接近!数は2体!!」


「くっそ…まっすぐこっち向かってきやがる!!!ここは周りに樹木がねぇから…」


『ミカサ』


「うん、姉さん。わかってるよ」


『とりあえず私が右やるから、ミカサは左。無理はしないで、ヤバイと思ったらすぐ逃げる。いいね?』


「了解」




















パシューッ…という音と共に馬から降りる2人


そしてあっという間に頸を削ぎ落とされ、倒れる巨人


その華麗な動きに周りの隊員は思わず拍手を送る


「さ、さすが今年首席合格のミカサ・アッカーマンとミラ兵士長補佐官…!」


「息もピッタリでしたね…す、すごい…」


周りの賞賛に慣れていないミカサはマフラーで顔を少し隠しながら俯く


そんなミカサの肩をポンッと叩くと…ミラは嬉しそうに…






そして何かのスイッチが入ったかのように微笑んだ





































『よーし、まだまだガンガン行くよ。ミカサ!』


「もちろん。私は姉さんの行く場所どこにでもついて行く」




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