橙色の彼女
□第15話 『…私心当たりがあるからちょっと探してくるね!』
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『はぁ…………』
私がため息をつく理由
それは…
『うーん…なんか臭いな……新しくの買うか…』
自分の上履きから臭う異臭
下駄箱の中には腐ったゴミや虫やらでもう散々だった
「栞?どうかしたんすか?」
バタンッ!!
『な、なんでもないよー?あ、先教室に行っててくれる?ちょっと職員室に用事があるの。』
「了解っす!」
涼ちゃんが階段を上がって行く姿を確認してから栞は行動した
『とりあえずスリッパ借りて教室に行こう…』
ガラガラ…
『はぁ……なんか朝から嫌なもん…へ?』
グチョッ…………
グチョッ?
『……………うっそー………』
机の中にはもうよくわからない物体
とりあえずグチョグチョしていてスライムみたいな…
気持ち悪いものが机の中に沢山あった
『…………捨てよう。』
あまり周りにバレないように
特に涼ちゃんにバレないように!
私はコソコソ隠れながら持っていたゴミ袋の中にそれらを片付けた
『これってさ。昨日のアレだったりするのかな?』
ーマネージャー辞めて
『絶対に辞めないわよ……』
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