橙色の彼女
□第13話 「…やっぱああいう男が好みなのか?」
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「ねーしーちゃんってもしかして青峰君の事が好きだったりする?」
『ぶぶーっ!!??』
あまりにも突然さっちゃんにこんな事を聞かれてしまった私は口から飲んでいたジュースを噴き出してしまった
『ゴホッ………えぇーと…』
ちなみに今は昼休みである
「あ、図星かな?」
ニヤニヤニヤニヤしているさっちゃん
『すみません、一つ質問させてください。何故そんな事をお聞きになるのですか、桃井様。』
「んんー女のカンかな☆」
『…………………』
カンかよっ!?
私が青峰君の事が……好き?
『………はっ!!はわわわわわ!!////////』
あの交流戦の帰り道を思い出してしまった!!
あの時私は……!
こ、こ、こぉぉぉ……!?
「ふむふむふむふむ……」
ギクッ…………
『ど、どうしたの?』
「いやーなんか交流戦の後の……そうね、帰り道辺りで青峰君と何かあったのかなーなんて?」
『うぅ!?///////』
何故わかる……
ちょっと怖いんだけど……
いろいろ諦めた私は全てをさっちゃんに話したのだった…
「キャアアアア!!素敵!おめでとうしーちゃん!」
『いやまだ付き合ったわけでも……』
「でも本当に青峰君で良いの?あんなバスケバカで良いの?」
『えっ…と…それは…』
バスケを一生懸命頑張ってて
優しい彼が
好きなんだもん……
「ニヤニヤニヤニヤ」
『なっ!なっ!//////』
なんかもう!
さっちゃんにはバレバレって感じでムカつく!!
「よし!だったら任せなさい!しーちゃんの親友である桃井さつきが恋のサポートをするよ!」
「何をサポートするんだ?」
『はわわわ!?ああ青峰君!?』
え!?今の話聞かれてた!?
「お!青峰君!あらー大変!そういえばキャプテンに頼まれてた仕事があったわ!ではでは……私は失礼するねー」
さっちゃんは私に向けて親指を立てて
頑張って!
と口パクで言った
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