橙色の彼女
□第12話 ずっと俺だけのものだったら良いのにって
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『え?今回は一年中心!?』
「そうみたい……」
今度どうやら大会があるらしい
ただ公式ではないが結構大事だとか…
「もしダメだったら降格かもだって!」
『ま、マジ?』
大丈夫かな…青峰君達…
「栞?」
『は、はい!』
「どうした?考え事か?」
大会当日
同伴するマネージャーは私になり、今キャプテンの指示を聞いていた…のだか…
『あ…いえ。すみません、キャプテン。』
「んじゃー続き説明すっぞ?」
ふぅ……
いけない、いけない
結構みんなの事を心配しちゃってるのかな?
だって上手くいかなかったらみんな降格なんでしょ?
そんな…いきなり…
「栞?」
『はっはい!って…青峰君!』
「表情かてぇぞ?」
『あぁ…と…ごめん。』
そんな様子の私を見た青峰君はふぅ…とため息をつくと私の頭をグリグリ撫でてきた
『なっ……//////』
「そんな辛気臭い顔するなっての!俺達を笑顔で送りだしてくれなきゃ俺達もテンション上がんねぇだろ?」
ニィッ
と笑う青峰君を見て自然と緊張が解けていくのがわかった
『ごめん……みんないってらっしゃい!』
私は心の底から笑った
「よっしゃ!いっちょ行きますか!」
「ふん、まぁ見てるが良いのだよ。」
「栞ちん。お菓子用意しといてよー?」
「さぁ行こうか。」
『……あれ?』
なんかとっても緊張しちゃってガクガクしている子はっけーん
『もしかして……黒子テツヤ君?』
「は、は、はい…」
めっちゃ震えてるよ…
『とりあえずリラックスね?頑張って。』
「ああありがとうございます。」
あ、ダメかもしんない……