カラフルDay'S
□14.((((オトウト…義弟だとぉぉぉぉ!!))))
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『ゴメンね、和成。こんなくだらない事につき合わせちゃって…』
「ぜーんぜん!お役に立てるならいつでも力になるぜ!」
「にしてもすげーな、お前の目。ありがとうな、わざわざ妹を探させちまって。大変だったろ?」
「いえいえ!また必要な時は言って下さい!」
「おっ!頼もしいじゃねーの。えーと…」
「あ、高尾です。高尾和成です!真ちゃん…緑間とは高校一緒の職場一緒のダチです!」
「ヨロシクな!和成!」
「はい!こちらこそ、宜しくお願いします、虹村先輩!」
「え、何、あれ」
キセキは端っこで緊急会議を開いていた
「なんか虹村先輩に気に入られてるんだけど、どゆこと?」
「俺達とちょっと扱いが違くないっすか?」
青峰と黄瀬はチラチラと二人の様子を伺う
「しかも高尾ちん名前で呼ばれてるんですけどーなんでー?先輩とも楽しく会話しちゃってるしー」
「あいつのスペックの高さは今更なのだよ。しかも狙ってるわけでは無く無自覚だから尚更怖い」
「さすが緑間っち…よくわかってるっすね…」
キセキ達は危機を感じていた
このまま高尾が虹村に気に入られてしまえば…
((((茜(っち)(ちん)を高尾に奪られる!!))))
ワナワナ震えている所に赤司と黒子が合流
「何をしているんだ、お前達。弁当運んだから食べるぞ」
「だって…だって…赤司っちぃ…」
「わかっている、それについては…また改めて対策を練ろう」
「そうです。てか、とりあえず僕の出番を下さい。途中花宮さんに出番持っていかれて完全にミスディレクションでした」
「あ、うん…」
黒子君、それは言わない約束(by管理人)
『うわぁぁぁ!!タコさんがこんなに!!敦と真太郎がこれを?』
「うん!すごいっしょー!」
「ふん、まぁ俺が人事を尽くせば…」
「ミドちんは包丁持たせると危なかったから包丁作業は俺がやったー」
え、真太郎に包丁持たせると危ないって…どういう事っすか?
『…ん!おいしー!』
「シャッターチャンス!」
カシャカシャ!!
『……え、』
「俺はどんなチャンスも見逃さない男っすよ☆」
『おとなしく飯食え』
そうだ、と何かを思い出したかのようにテツ君が私に声をかけた
「茜さん、午後のリレーの担当に急遽入ったの知ってますか?」
『あぁさっき聞いた聞いた。まぁ全然平気だよ』
「リレー……待て、確か……」
『どうかした?お兄ちゃん』
「あ、いや…つかそろそろ時間だろ。黒子も。行った方が良いんじゃねーか?」
『本当だ!じゃーまた!……おとなしくしててよ、特に大輝!涼太!』
ビシッと二人を指指すと
「なんで俺?!」
「俺もっすか!茜っちヒドイっす…」
『なんとなく。んじゃーねー』
テツ君とその場を後にした私だったが、この時、新たな計画が練られていた事をまだ知らなかった…
「……赤司」
「虹村さんの思っている通りです…」
ぱらっとプログラムを広げる
そのプログラムをみんなで囲んで見る
「プログラム13番………保護者対抗リレー…」
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