カラフルDay'S
□6.「あぁー?…これは……妹が俺を呼んでいる…」
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「茜せんせー!みんなでかくれんぼする事になったの!せんせーもやろー!」
『かくれんぼね、良いよ!じゃー先生が鬼をやるからみんな隠れなさい。』
「うわーい!!」
『さてと…』
今日はとても天気が良いという事でみんなで外で遊んでいます
『…8…9…10!よーし行くわよー!』
「せんせー」
『あ、浩平君見っけ!』
「違うよ、僕はせんせーにお客さんが来てるよって教えてあげるために来たんだぞ」
『……は?お客さん?』
「うん。茜せんせーの“こんやくしゃ”って言うお兄さんがいたー!ねぇ、こんやくしゃってなぁに?」
『…………』
…また来やがったな
あのガングロ懲りないな……
『またあのガングロ警官だった?』
「うーうん。髪の毛が黄色でなーお仕事はパイロットって言ってた!…ほら、あそこで女の子が沢山いる真ん中に!」
『んなっ!?』
りょ、涼太かよ!!
しかも…あぁー確かにちびっ子女子の真ん中にいるね。園児にもモテるのか。
『浩平君ー大丈夫よ。その言葉はねまだ知らなくて良いのよ?だから気にしないでね。』
「わかったぞ!」
『それと、茜先生はちょっとあのお兄さんに用があるから他のみんなでかくれんぼしてくれる?』
「はーい!」
浩平君が走っていく後ろ姿を見届けると私は大きくため息をついた
相変わらず涼太は周りにいる園児にキャーキャー言われていた。あれ…ちょっと子どもに悪影響じゃないよね?大丈夫かしら……
にしても、大輝といい涼太といい……全く…
『仕事場……教えなきゃ良かった…はぁ…』
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