カラフルDay'S
□5.「うるさい、早くよこせ。」『真太郎!?』
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「せんせー!茜せんせー!大変だよ!」
『ん?どうしたの!』
「美穂ちゃんが気持ち悪いって!」
『えぇ!?』
ある日の朝
いつも通り園児達はグランドへ遊びに行っていた
どうやらそこで気持ち悪い子…まぁ美穂ちゃんが倒れているとかで…
『大丈夫美穂ちゃん!…熱っ!!』
グランドに着いてから美穂ちゃんを見つけると息苦しそうに呼吸をし、倒れていた
額に触れると…熱い
『テツ君呼んで来てくれる?』
「うん!わかった!」
すぐにテツ君も駆けつけ美穂ちゃんの姿を見ると携帯を取り出しどこかに電話をし出した
「茜さん、この近くに帝都病院があるのを知っていますか?」
『うん、一応場所は……』
「その病院に連絡をしておいたので美穂ちゃんを連れて行ってあげて下さい。僕は今手が離せないので…頼みます、茜さん。」
『うん!わかった!』
私は美穂ちゃんを抱っこすると走って病院に向かった
「茜ちゃん!!」
『…あれ?高尾君!!どうしてここに…と言うかその格好!』
「俺、実はここで看護師やってるんだわ。んで……もしかしてその女の子が電話で言ってた病気の子ね。向こうでせんせー様が待ってるから!行くぞー!」
ヒョイっと私の腕から美穂ちゃんを受け取ると急いで診察室に行った
高尾君…看護師になってたんだー……
あれ?
そーいえば………
「真ちゃーん!連れて来たのだよーん!」
「うるさい、早くよこせ。」
『真太郎!?』
そーでしたぁー!!
真太郎は医者になってたんだったわ!それでテツ君がここに…なるほど…
『真太郎!お願いします!』
「任せるのだよ。」
「茜ちゃん、外のベンチで待っててな。大丈夫☆真ちゃんの腕は間違いないからな!」
『うん、わかった!』
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