カラフルDay'S
□2.『あ、そうだ。お兄ちゃんにこの事を報告しなきゃ!』
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『あははは…どーぞーまだ何もありませんけどー敦、そのダンボールには触るな。あと大輝、涼太、勝手に私の私物を盗むな。』
外だとまぁアレなんで…(どれだよ)
とりあえず皆様には私の部屋に入ってもらいそこでお話をする事に……
『えー改めまして。虹村茜です。まぁ知ってると思うけど…今日からココに住む事になっちゃいました…』
もうこの現実を素直に受け止めるよ、私は!
「久しぶりっすね!最後に会ったのは…高校3年の大会中っすよね!なんで男子バスケの会場に?」
『そりゃ自分の学校が出てるわけだしね。同じバスケ部として応援しなきゃでしょ。』
「俺の応援しに来てくれたんだよなー茜!」
『あの、話聞いてましたか?青峰さん。』
「でも本当に紫原君が羨ましかったです。茜さんと同じ高校だったなんて…」
「みんなと違って俺は毎日茜ちんに会ってたからねーだから俺達が一番仲良しだよねー?」
『まぁ毎日一緒にご飯食べたりしてたもんね。』
「「「「「くそ…羨ましい…」」」」」
そう、高校は女子バスケ部からのスポーツ推薦で陽泉高校に行ったのです
たまたま敦とも一緒だったからぶっちゃけこの中で1番過ごした時間は長かったかもしれないな…
『そーいえば、みんなは今何をしてるの』
「パイロットっす!」
「け、警察官…」
「医者なのだよ。」
「パティシエー。」
「僕は保育士です。」
「棋士だ。」
『へぇーテツ君は元々知ってたし、征十郎もテレビで知ってたけど…みんな結構スゴイ職業についたね。サラリーマンがいないし…』
と私が言った瞬間、何故かテツ君以外は「え?」という顔をしていた
『あれ?どうしたの?』
「なんで…なんでテツの仕事は知っていたんだよ…」
ワナワナしながら質問する大輝
『え、だって仕事場一緒だし。ねーテツ君!』
「ねー茜さん。」
「「「「「………」」」」」
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