黒バス-short-

□クローバー
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なぁ、お前は知っているか?

俺がお前と付き合ったのは《計画》を実行するため。

なのに何でだろうな……

お前を愛してしまったのは。

「黒子……」

好きで好きで好きで好きで……

でも、あいつは奪った。

俺の《本当の》兄ちゃんを。

「兄ちゃん……俺……どうすればいいんだ……」

誰も答えてくれず夜だけが更けていった。




次の日、何時ものように黒子と共に学校へ向かう。

心はずっと揺らいでいた。

《『復讐』か『愛』か……》

ふと黒子が足を止めた。

つられて俺も足を止める。

そこに咲いていたのはなんてことのないただのクローバー。

そう、クローバー。

「君は知ってますか?」

「なにをだよ?」

「クローバーの花言葉。」

「あぁ、『復讐』 だろ?」

黒子は驚いたように目を見開いた。

「まさか、バ火神くんが花言葉を知っているなんて……」

「まぁ、これだけは知ってたからな。」

「意外すぎます。」

「あぁ、だろうな」

「火神くん?」

いつもと違い言い返さない俺を不思議に思ったのか黒子は俺を見上げ首を傾げた。

あぁ、やっぱりお前を愛さないことなんてできねぇ……。

俺はその顎を掬い上げキスをした。

濃厚な濃厚なキスを。

息の止まるほど濃厚なキスを。

「……き……急にどうしたんですか?」

「なんでもねぇよ。」

何時かこの愛でお前を●したい。

そう思っているのはまだ知らなくていい。

黒子は知らなくていい。


―――――――――――――――――
これは酷い……

実は一番最初に書いたやつなんですが酷すぎて書き直したんです。

なのにこんなに酷いなんて……orz

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