死神の足音BOOK
□７月
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７月２５日 昼
この学校では班机といって、班のメンバーが机をあわせて食べる規則があるらしい。
ぼっちをつくらないため？
コミュニケーションをとるため？
……どっちでもいっか。
「うわ、健康に悪そう…」
「うるさいな！仕方ないじゃん。くる途中にマッ/クしかなかったんだよ…」
「だからって……。その、ポテトだけは…」
「だいじょーぶ。死にゃしないから」
「…」
袋からポテトをとりだし口に運ぶ。
朝ごはんの味が広がった。
「でも、さすがに二食同じは飽きるね」
「朝もそれ、食べたんだ？」
「そうなんだよー。買い食い」
「……いけないよ」
「ばれなきゃ問題なし」
幸村くんとは打ち解けてきたのかな？
他の人たちとはまだだけど…。
転校って、ハンデは友達作りにはきついね。