白銀の夜叉

□現実は残酷で、
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「こんな、辛い世界なんて、いならい。」






神楽達は銀時の事を探すため新撰組に向かっていた。

「あのとき、タマさんと過去に行って未来を変えた!銀さんが死なずに、皆が幸せになる世界に!、でも、!なんで銀さんが、万事屋がなくなって、、、それに、」

「?」

「姉上が、銀さんの事を覚えていないんだ、、」

「どういうことアルカ?!」

神楽は走るのを止め、新八の胸ぐらをつかみあげた。

「わ、分かんないよ!、、そんなの、、僕だって教えてほしいよ!」

新八は神楽の腕を掴み苦しそうにもがいた。
神楽はふっと下を向き新八から手を離すと強く手を握った。

「じゃあ、、、は、」



新八は神楽のその消えかかりそうな声に戸惑いながらも神楽に視線を送る。

「じゃあ、銀ちゃんも私たちのこと覚えてないんじゃないアルカ?、だから、銀ちゃんいないんじゃないアルカ?」

「っ、、、!」

新八も薄々気づいていた。だが口にはしなかった、またきっと笑いながら自分達の前に現れてくれると信じていたからだ。

「神楽ちゃんは諦めちゃうの?」

「何いってるアルカ?!諦めるわけないネ!」

神楽は勢いよく顔を上げるとその目には涙がたまっていた、新八はそんな神楽を見たことがない、さっきまで不安でいっぱいだったんだ、そう思い、自分がしっかりしなくちゃいけない!諦めるわけにはいかない、そう思い、神楽に笑顔をむけた。

「じゃあ、頑張ろうよ!」

「し、新八、、、」



「新八キモいアル、」

「ええええぇぇぇぇええええ!!!????!そんな雰囲気じゃなかったよね?!神楽ちゃん!」


神楽は聴こえなかったようにまた走りだし、ウザいと一言いったのだ。
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