短編

□味
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「何でそんなことしたアルカ?!」

「ガキの頃から旨いと思ったことはねぇ、でも、高杉とヅラと先生が甘いものは旨いつっててよ、俺は味が解らねぇなんて言えなかったからよ、ずっと黙ってた、そんな俺をまわりは心配してたみてぇでよ、俺は演技することにした、それから癖でよ、甘味を無理やり食べて心配されないようずっとやって来たけどさ、まさか神楽にバレるなんてさ、」

嘘?

神楽の目尻が熱くなった。こぼれ落ちる涙が止まらない。
銀時は神楽から顔をあげる。

「ぎ、銀ちゃん、、ゴメン」

「何でお前があやまんだよ、」

神楽は思いっきり銀時の胸に飛び込んだ。銀時は少し後ずさりをしたが、しっかりと神楽を受け止めた。

「銀ちゃん、無理して、頑張って頑張って、」

「ありがとう、出会えたのが神楽で本当に良かった。」


「銀ちゃん、」

神楽は涙でグショグショになった顔をあげだ。

「きたねぇな、」


「レディが、、泣いてるときは、ヒック、、、、優しくしなきゃ、ダメアル!」

神楽はまた銀時の胸に顔を埋めた。
銀時はハイ、ハイと言い、優しく神楽の背中をさすり、笑った。



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