短編
□戦う意味
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「万事屋、何でてめぇは攘夷戦争に出たんだ?」
なぜ、その話になったか、それは自分が白夜叉だと、真選組にばらしたからだった。
土方は大怪我をしていた、ゴリラにお見舞いに来てくれと頼まれてあいにいってやったのに、土方とは何も会話が生まれなかった。
もう帰るわぁ、と言った時だった突然土方に聞かれた一言だった。
はぁ?
意味がわからなかった。
そんなの守るために決まってんだろ?
「攘夷戦争が終わるまでお前のその姿意味嫌われてただろ?」
攘夷戦争で勝ってたらお前のその姿だったらやっていけなかった、今は染めたりするから当たり前だがな、
そういった。
確かにそうだ。
でも、助けたかった。
先生を救いたかった、先生を助けられるなら、その代わりに俺が嫌われても殺されかけても、恐れられても、よかった、
ただ、それだけだった。
「万事屋?」
「守りたかったんだよ。」
先生と高杉、ヅラ、辰馬を、
そう言って俺は多分笑ったんだと思う。
土方は少し止まると煙草を吸い始めた。
「そうか、たくっ、、、、おめぇーらしいよ、」
「うっせー」
そして、俺は病室を出た。
「でもな、今は昔より守る物があるんだよ、」
end
後書き
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