みじかいの

□girls day!
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「はい、これどうぞ。」


無事に黒子家へと到着した私にテツヤが差し出したのはホットココア。

一口飲めば体全体に暖かさがじんわりと広がってゆく。

『ん、おいしい...』

「それは良かったです、」

ゆっくりとお腹の痛みも薄れてゆく。
一杯を飲み終わる頃にはお腹の痛みはもうすっかり消えていて、代わりに眠気が襲ってきた。

コップを置いて戻って来たテツヤはうとうとし始めた私を見て優しく微笑みながら「寝ても大丈夫ですよ」と言ってくれる。

私は寝ぼけ眼でテツヤを見てから『んー...』とだけ言って目を瞑った。

テツヤが隣に座ったので私は肩に寄り掛かり、眠る体制に入る。

『おやすみなさい...』

「はい、おやすみなさい。」

嗚呼、もう少し、このままで。
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