テニプリ短編(恋愛系統)
□遅いよ、鈍感
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ゆっきー視点
ねえ、君はいつになったら気づいてくれるの?
君の気持ちに。
俺が君を好きになってからもう2年。鈍感で異性なんて気にもしない君に俺のことを好きにさせるのは大変だったんだよ?
部長権限を酷使して、強引にマネージャーにしたりまでして。
やっとの思いで好きにならせたのに。
「ふふ、さ、部活に行こうか」
こうやって君に向かって微笑むだけで、君は真っ赤になる癖して、なんでか分かってないなんて、君の頭が心配だよ、全く。
「幸村くん」
こうやって向けてくる太陽の様な笑顔に何度苛々して、そしてときめいちゃっただろうか。
君も罪だよね、全く。
まあ、でも。
君が気づくまで、俺は待ってるよ。
、、、でもその前に卒業しちゃうかな?
ふふ、まあ、でもいつか君が気づいて、くれたときは。
言わせてもらうよ、
遅いよ、鈍感。
って。
流石にね、この俺をこんなにずっと、待たせてるんだから。
でも、言う前に抱き締めちゃうかもな。
嬉しさで笑顔になっちゃうかもしれない。
だから、さ。
どちらにしても
早く言わせてよ、鈍感。