最遊記〜桜ノ子〜

□桜ノ子
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〜三蔵目線〜

ある日。
夜空を何気なく見てみた。

淡く光るそれは、まさに自分の師匠だった...光明三蔵そのもののようだ。

満月で雲一つもなく、その光を遮るものはない。
俺は体全体でその光を浴びながら目を瞑った。


その瞬間




儚く、澄んだ歌声が微かに聴こえた。





誰が歌っているのかと、周りを見渡したが
誰もいない。

いつの間にか、歌声は聴こえなくなっていた。


三「...空耳か...。」


俺はその日は気にせず、
部屋に戻り就寝した。
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