進撃の暁メモライズ
□扉の前
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辺りを見回すともう全員作戦に取りかかってるようだった。
一刻もはやくエルヴィンに報告しなければ。
無駄な犠牲を払う前に。
ハ「エルヴィンの班あれだよ!!やっと追いついた!!…リヴァイ、北東の方角から巨人が三体こっちに向かってるよ!!!」
ちっ…
うぜぇ巨人だな。見たところ10m級が二体と、5m級が一体か。
リ「あの三体は俺がやる。その間にエルヴィンに早く報告しろ。」
ハ「わかった!気をつけて、リヴァイ!!」
ーーーーーーーーーー
リヴァイは向こうにいってしまった。
リヴァイのことだからすぐに戻ってくるだろうけどね。
だけどこの子…一体…
ハ「エルヴィン!エルヴィンーー!!!」
エ「ハンジか?お前達はここの位置じゃないだろう。…何かあったのか?」
ハ「あったよ!ありまくりだよ!!この子、もしかしたら、壁外の人間かもしれないんだよ!!しかも…」
エ「!!??それは本当か、ハンジ!?その子は無事なのか?」
ハ「大丈夫!危険だったけど、気絶してるだけだ!!それより、どうする?エルヴィン。今後の指示をしてくれ。」
エ「…。今日、戦って戦死した兵士達には悪いが……これより撤退する。」
ハ「了解!!」
パァン
撤退の信号弾を打った。
リ「…撤退か。まぁ、当たり前だろうな。」
なんせ、壁外の人類がいるとして情報を聞き出したほうが俺たち人類の勝利が近づくからな。
あいつは妙な技を使っていた。普通の人間ならば地面を沈めるなんてあり得ない話だ。
考えるのは後にしよう。
まずは無事にあいつと俺たちが帰らなければ話にならないからな。