暁の雲
□はーい、アリエンティ
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……きな…い。
むぅぅん?何?聞こえないよ…。
お…き…さい!
「おきろつってんでしょうがー!!!」
『のわあああああ!?』
「遅刻するわよ!!早く降りてきなさいよ、千秋!!。」
バタン。
…お願いママン、もう少し優しくおこして…。
朝からその声量きついですわ…。
さて、着替えて下におりますか。ママンもご立腹でしょうしね。
ガサガサゴソゴソ
ん、んん??
あたし、制服のポッケにこんなきれいな鏡入れてたっけ?
そもそもあたし鏡持つようなキューとガールじゃないし…。
一体誰のだろう?
まぁ、いっか!!細かいことは気にしない〜。
それよりも、朝ごはん〜〜♪
このときは知るよしもなかったんだ。
これからのあたしの未来ががらんと変わることを。