進撃の暁メモライズ
□扉の前
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リヴァイ班や兵士のおかげでエルヴィンの班は無事に帰ることができた。
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エル「さて、リヴァイにハンジ。この子のことを話してもらおうか。どこまで知っている?」
ぺ「この子のことで撤退したんですか…。しかしこの子は一体…?調査兵団の兵士じゃないし、みたことのない服だし…。」
ハ「流石ペトラだね。率直に…いや、本人に聞かなければ分からないから私の推測でいうよ。この子は多分、壁外の人間だ。」
「「「「!!!!」」」」
これには皆驚いたようだ。
リ「驚くのはそれだけじゃない。この見慣れない服もそうだが、こいつは立体起動もなく巨人と戦ってたんだぞ。しかも、こいつはなんらかの能力で地面をも沈めた。そんなこと俺たちにはできないだろう。壁外の人間で間違いないと俺は思うがな。」
エル「それは本当か…?」
ハ「本当だよ。間違いない。実際に情けないことに私もリヴァイも混乱してたから、地面から顔だけだしてる巨人のことおいてきちゃったんだよ。それでね、その子いったんだ、これで殺りやすくなったでしょって。」
エル「…?それは?」
ハ「よくわからなかったけど、多分どんな能力があるかはしらないけど、あの子なら巨人のうなじぐらい普通に削げたんじゃないかなと私は思ったんだ。でも、それをしなかった。何故だと思う?」
エル「つまり、巨人の殺し方を知らなかったというわけか。」
ハ「そーゆうこと!」
エル「でも、結果は巨人を殺しやすくしたんだろう?」
ハ「だからね、その子は巨人と戦ってる間にその弱点をみつけたんだよ。運動能力、特殊能力、観察能力がここの人間よりずば抜けている。」
ミケ「俺も臭いを嗅いだがここの人間とは全く違う臭いだった。」
リ「とにかく、こいつが目覚めるまで何も分からない。今までのは俺たちの勝手な推測にしかすぎないからな。本当のことは本人から直接聞くほうがいいだろう。」
エル「そうだな。可哀想だが、能力が未知数だから地下牢に入ってもらうことになるが…。見張りは駐屯兵団に任せよう。皆今日は壁外調査ご苦労だった。よく、休むといい。」
「「「はっ!」」」
ぞろぞろと部屋から出て行くなかでリヴァイとハンジだけは残っていた。
リ「おい、上への報告書どうするんだ?壁外からの人間なんて言うと俺たち兵士だけでなくここにいる人間全員が騒ぐぞ。」
エル「しかし、報告書には嘘はかけない。今は分からないことのほうが多いから、まだ未詳と書くつもりだが、そのうち広まるだろうな…。」
ハ「今はいーじゃない、そんなこと。それよりさぁ、あの子が目覚めるのわくわくするよぉぉ!!奇行種並みに、いやそれ以上だね!私たちと身体の作りは同じなのかなぁとか色々考えちゃうと眠れない!エルヴィン、ここにいていい?あの子目覚めるまでここでまつよ!ここが1番情報はやいからね〜!」
エル「私はかまわないが、休まなくていいのか?リヴァイはどうする?」
リ「……俺もここで待つことにしよう。」
ハ「ぃやったぁ〜!!楽しみだなぁー!!!!」
こうして、目覚めるのを待つことになった三人だった。