キングダムハーツ Fantastic Story

□Way To Shine
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 始まりは、いつも突然に
 思いもしないところにやってくる。
 誰も予想なんて出来やしない。
 準備なんてもってのほか。

 でも、
 そんな始まりの連鎖が、世界を動かしている。

☆★☆★☆

 流星群の夜。二人は星空を眺めていた。闇にポツリと浮かぶ小さな光の大群は、それぞれの光に負けないように瞬き、輝いている。

「あの一つ一つの星が異世界だなんて、考えられないなぁ。」

 一人の少年コスモが口を開いた。
 するともう一人の少年プラネがこたえる。

「世界がこんなにも多いのなら、俺達の世界はとても小さくてちっぽけなんだ。」

 ここは、キーブレードマスターが治める世界『ウェイトゥウシェイン』。
 かつて、キーブレード使いの修行の場として作られた世界であったが、異世界から迷い込んだ人々が住むようになった。
 数十年の月日がたち、人々はこの地の住民としてキーブレード使い達をたたえ、今では子ども達の夢は皆キーブレード使いであった。
 そんな世界に生まれたコスモとプラネも、キーブレード使いに憧れ、その手にキーブレードを握ることを待ちのぞんでいる。

コス「プラネはキーブレード使いになったら何するの?」
プラ「そんなの世界を自由に飛び回るに決まってる。そして、新世界を発見して、新しい俺の世界を創る。」
コス「やっぱりプラネは、でっかいなぁ。凄いよ。」
プラ「コスモはどうするんだ?」
コス「う〜ん。特にないや。でも、ユウフォみたいになれたらいいな。」
プラ「ユウフォ・・・かぁ・・・。」
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