キングダムハーツ Fantastic Story
□A prologue.
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流れ星を見た。
それは、どこかの世界の涙だった。
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この世には『キーブレード』という鍵の形をした不思議な剣があった。
強い心の持ち主のみが勇者とし、キーブレードに選ばれ、これを振るう資格を得る。
キーブレードを使う者の中でも、キーブレードを極めた者はキーブレードマスターと呼ばれた。
遥か昔、ある一人のマスターがいた。その者は異世界を自由に跨ぎ、闇の手から世界を救った。
そして、キーブレード使い達を育てるため、新たな世界に修行場をつくった。
数十年がたつにつれ、そこには異世界を繋ぐ闇の回路で迷った人々が移り住み、村が出来た。村は次第に広がり町となり、都市となった。
今やその都市に住む人々の夢は、キーブレード使いになることだった。