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□4話 逃亡編
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「街にいく?」

どうやら今日は食料やらなんやらの調達の為に、街…というより、村にいくらしい。

あ、逃亡編二日目か…ってことは祭りのやつか!

昔の自分の記憶を辿ってみる。

「じゃ俺留守番でいい?」
イ「はぁ?何言ってんだ」
ル「さすがにここに一人は危ないだろ」
「はははは、俺を誰だと思ってんのさ」
イ「チッ…あーはいはい天下のロベルトさんねー」
「うわうざっ、とにかく俺は行かないわー」

少し心配されたような顔をされたが、まぁロベルトだから大丈夫だというのがあるのだろう、さすがロベルト。

ジュ「何か、あったら、すぐ来るので…」
「おーあんがと、ジュリオ」
ジャ「なんか欲しいもんあるか?」
「コーラ!!!!!!!!!!」
ジャ「あぁ…あんま期待しないでネ」

ちょっと呆れられた。悲しい。

べ「よし、じゃあ行くか、ロベルト、無理はするなよ?」

素敵なヴォイスで心配され、ロベルト愛されてんなーと他人事のように思った。
まぁ他人事?なんだけど。


ガチャンの皆が出て、気配がなくなったのを確認してから目を閉じた。


「(これでええんかえ?)」
『おぉーまじ助かる』

実は今日外に出るなとロベルトに言われていたからで、実際はすごく行きたかった。
ジャンの歌声………(´・ω・`)

「(てか、何で今日突然?)」
『いや?特に意味はない?』
「(なんで全部疑問形なのさ)」
『お前と話したかったじゃダメか?』
「(イケボでそんなこと言われても今の状況じゃときめかないわー(笑)で、本当にどしたの)」
『まぁ本当に用があるのは明日なんだけど』
「(明日……あぁ)」

明日、つまり逃亡編三日目は例の裏切り者が出てくるやつだ、グッロイの。

『明日だけちょっと代わってくんね?』
「(あぁ、いいよーオッケーオッケー、一日中?)」
『いや……多分半日くらいだな』

なるほど、と相づちをうつ。

『ってことで、寝とけよ?明日、めっちゃ体動かすから』

昨日のジャンとのアレのせいで少し寝不足だった俺は、目を閉じるとすぐ意識を手放せた。
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