おはなし

□捨てたモノ(仮)
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元親緑のち転生

女の子に転生した吉継(記憶なし)、吉継の近所には幼なじみの毛利(男、記憶あり)。そして、高校からの友人官兵衛、まつ、お市(いずれも記憶あり)。

今世での吉継は、大きな病気もせず、見目も美しい女に成長。最近の悩みは毛利が私室にまで入ってくること。
記憶あり組は吉継が前世でした事、また吉継の最後を知っているので、吉継には今世では幸せになってほしいと生暖かい眼で見守りたい。
毛利は前世からの唯一の理解者として吉継をかなり大切にしていて、登下校は常に二人で一緒に帰宅。周囲からこの二人は付き合っていると噂されているが、実際は付き合ってない。だが、別に否定はしてない。
官兵衛は前世と同じく毛利&吉継に顎でこき使われるが、なんだかんだ幸せそうな吉継を見てひそかに恋心を燃やしている。勿論、誰にもばれないように。(実際まつにはばれていて、そことなく応援されている)
まつとお市は高校で吉継と同じクラスになってから親しくなる。体育など毛利が居ないときは常にこの二人が吉継のそばで見守っている。




三成、長曽我部、徳川(三人とも記憶アリ)
元親緑ルートで、大阪城を後にし三人で毛利を撃破。それで長曽我部は三成を完全に許し、己と四国復興に努めてくれと願う。四国では、治部であったこともあり長曽我部家の金銭管理を務めていた三成。徳川とも仲よくともまではいかないまでも、過去のしがらみは忘れちまえとの長曽我部からの命によりそこそこの仲を保っていた。吉継の事は忘れようとする三成だが、毛利撃破の際に毛利に言われた、「あれを捨てたか」と言う言葉とそのあとひそかに口角をあげた事が頭に残り、病で死ぬまでその言葉と吉継のことを忘れることはなかった。

現世では、小学校の入学式で長曽我部、徳川と出会い、三人とも記憶を取り戻す。それから、三人はずっと一緒にいた。中学では、伊達や鶴姫、そして秀吉と半兵衛(中学の社会見学で偶然会った)と出会い、半兵衛の進める高校に入学する(半兵衛確信犯)。
そこで吉継(女)と対面、前世から忘れることの出来なかった思いが憎悪となるが相手に記憶がないと知り、また裏切られたと絶望する。
長曽我部は、過去の因縁は終わらせたつもりでいたが、やはり毛利や吉継を前にすると過去の怒りがこみあげてきて、記憶の無い吉継をふりだと思い込み、これ以上三成を苦しめるのかと激怒。
徳川は三成の幸せを願っていて、出来れば三成は過去のしがらみを捨て幸せになって欲しいと思っている。そのためには、吉継と心の決着を付ける事が必要と思っている。











高2の時、三成、長曽我部、徳川(全員幼馴染)が吉継達の通う学校に入学。

三成と長曽我部が偶然一人で歩いていた吉継を見つける。外見はほとんど前世の面影はないが、特徴的な瞳で吉継と認識。激昂し吉継の胸元に掴みかかる三成に驚愕する徳川と長曽我部。「なぜ貴様がここにいる!」っと叫ぶ三成の後ろから颯爽と現れ三成の手を払いのける毛利。

唖然となる一行には目もくれず、「勝手に一人で行くから変な輩に絡まれるのだ」と吉継の服を正しながら叱咤する。

そして、「おいっ」と呼び止める長曽我部を一瞥して、毛利は吉継を連れて校舎に入る。

どうにか三成と長曽我部をなだめながら、二人の背を見ている徳川の元にまつと市が現れる。







「吉継殿は記憶がありません」




「あのお方は、こん世では幸せになる資格がある」




「もう過去のしがらみを押し付けないでくださいませ」




「もう蝶蝶を悲しませないで、貴方はもう捨てたじゃない」




と。 







その後、吉継を見つけて接触を試みるも、(主に)毛利や黒田、まつ、市に邪魔されて吉継と話せない三成。

毛利に喧嘩をふっかけるもまったく相手にされない長曽我部。

そんな二人を見かねた徳川は、「ここで絆をたってはいけない」と毛利達を説得しようとするが、誰一人耳に入れてくれずだんだんとやっきになってくる徳川。




ついに吉継が一人になるのを見計らって拉致し、吉継の捕獲に成功した三人。

「どうせ記憶のないふりをしているんだろう、また私を騙すのか!!」っと恐慌で詰め寄る三成に怯える吉継。

それすら怯えたふりだろうと三成、長曽我部、徳川に詰め寄られ、吉継は訳も分からず涙を流す。

そんな前世では考えられない吉継の様子に驚愕する三人、その時後ろから数人の警察を連れた毛利が参上。驚く三人が何か言うより早く、それより先に吉継が毛利の胸に飛び込み「恐ろしかった」と泣きつく。警察に補導?された三人。そんなに三人だけに見えるように吉継は毛利の胸元から少しだけ顔を上げ、人を馬鹿にしたような顔でにやにやと笑いながら、携帯をひらひらさせる。それに激怒した三成(警察に抑えられている)に毛利が一言「このようなわかりやすい罠に嵌るとは、我が直々に手を出すまでもないわ。」と一言。

吉継は、ヒヒヒと真ぞこ楽しそうな加虐者の笑みを浮かべながら毛利と腕を組んで歩いていく。

初めて向けられた吉継の顔に、三成は膝から崩れ落ち、徳川と長曾我部も、これ以上は何もできないとうなだれる・・・。










よくあるけど、こういう毛谷見たい。誰か書いてくれないかなぁ・・・

なんか、市とまつと仲のいい吉継とか、過保護すぎる毛利にちょっと引き気味だけどなんだかんだで嬉しい吉継とか、官兵衛とほのぼのする吉継とかみたい。

そして何より吉継と毛利のダッグにいじめられて涙目三成と長曽我部が見たい。

みんなに守られる吉継が見たい。



誰か書いてくれないかな・・・。
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