おはなし
□しりとり
1ページ/1ページ
※学ぱろin 生徒会室
「あー、暇っすねー」
「やれ左近、しゃんとしておらんと三成にどやされるぞ」
「そーっすけどぉ...そうだ!」
「ねーねー、刑部さん。しりとりしましょーよ!!」
「しりとり?...まぁ、よかろ。主の戯れに、たまには我もつきおうてやろう」
「そんなこと言ってぇ、刑部さんも実は暇してたんでしょー?じゃあ俺から、しりとりのりで..."りんご"!!」
「ふむ、では"ごきかぶり"」
「ちょっ、なんでいきなりそんなチョイスなんすか!?普通はゴリラとかゴマとか...いやいいっス、じゃあ"理科室"!」
「ヒヒッ、主のちょいすも中々よなぁ。では、"釣り"」
「"リス"!」
「"硯"」
「また り かぁ、"林道"!」
「"瓜"」
「り、り..."漁師"!」
「"勝利"」
「っ〜〜〜..."リコーダー"!」
「...ふむ。だ は た でもよいか?」
「え?別にイイッスけど...」
「"大政奉還詔(たいせいほうかんみことのり)"」
「だーっ、もう!刑部さんさっきから"り"ばっかり!ずるいっすよー」
「はて、しりとりとは如何に相手が詰まる単語をだすかというげぇむであろ?我はずるなどしておらぬぞ、ヒヒッ」
「うっ...確かにそーっすけどぉ。あー、じゃあ"凛々しくて格好いい三成様"!」
「...何ぞそれは、無しであろう」
「いーんすよ!!有り、有りっす!」
「左様か...では、"毎度、論理のテストで赤点の三成"」
「あー、確かに三成様ってそーゆーの苦手そうっすもんね。じゃあ"旅行に秀吉様の肖像画を持って行く三成様"でどうよ!
」
「ヒヒヒ、あれには大層驚いたわ。ならば"祭りで太閤に花火の一番きれいに見える席を取ろうと前日から座り込みをする三成"よ。我も誘われたが、断った。」
「うわぁ、でも三成様ならがちでやりますからねぇ。それじゃぁ"理科の実験の授業の時は三成様に眼鏡をかけてほしい"!」
「もはや願望よな。ふむ、"いい加減己で飯を食いやれ三成"」
「刑部さんいつも大変っすねぇ...。それならつぎは"力士をあのデブって言うのやめてください三成様"!まじ笑いこらえるの必死なんすから」
「三成から見やれば皆そうなのであろうなぁ…では我は"〜〜〜"」
「"〜〜"」
生徒会室のドアの前
「(刑部と左近が何やら盛り上がっているが.......入りづらい。)」