○ハンター試験編○
□美女
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≪無事に受験者がたどり着けたことで、まだこの多数決の道を再開することが出来る≫
いきなりスピーカーからリッポーの声が流れてきた。
それにびっくりする一同。
シオン「多数決? 再開って何のこと?」
クラピカ「それはだな……………………」
イマイチ状況が分かっていないシオンに、クラピカが簡単に説明を始めた。
クラピカ「……………………といった具合だ」
一通り説明を終えると、シオンも理解したようで頭を上下に動かしていた。
≪受験者が1人増えたので、こちらも1人試練官を導入する≫
スピーカーからリッポーがそう言うと試練官側の柵が開き、囚人が出てきた。
その囚人は被っている布を取り払う。
布を取り払った中には、清らかなオーラをまとった黒髪の女性。
ヒールでも履けば、クラピカと同じ目線になるかと思えるほどのスラッとした背丈。
そしてボン、キュッ、ボンときている。
まさに男の誰もが理想に思うであろう美女だ。
予想していた通り、隣でレオリオが鼻の下を伸ばしている。
シオン「レオリオー。鼻の下伸びてるよー」
シオンがいかにも呆れたように、棒読みで指摘してみる。
キルア「おっさんに何言ってもムダだぜ。さっきの試合でもこんなんだったし」
クラピカ「放っておけばいい」
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