○ハンター試験編○

□茶
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一方、3時間という時をさかのぼって…………


アイス達3人はシオン達と別れた後、通路の椅子に座りながら外を眺めていた。






キルア「たっくさぁ〜、摘み出さなくったて良いのにな」




何やらキルアはご立腹のようだった。




アイス「あれは怒られても仕方がないわよ」


ゴン 「立入禁止の所に入ったら怒られるって言ったのに!」


キルア「入られて困る所なら鍵でもかけておけってんだ!!!」




誰が何と言おうとキルアはプリプリしていた。


こういう時だけは、こんなにも子供っぽいのに…………。








アイスはそんなキルアを見て、かわいい≠ニ思わず吹き出してしまった。


キルアが見せてくれる表情はとても新鮮。




シオンにからかわれている時の顔。


私を気付かってくれる時の戸惑ったようなテレた顔。


今のように怒っている顔。


時折見せてくれる満天の笑みを浮かべた顔。




どの表情を見ても愛おしく思える。








キルア「にしても、あんまり面白い所なかったな」


アイス「そうかしら……けっこう楽しかったわ! 私は」


キルア「そ、そうか?」


アイス「うん!」




アイスの心から喜んでいる顔を見てキルアはドキッ!≠チとした。








前からこの感覚があった。


これってやっぱ恋なのか?


こんなふうに喜んでいる顔を見ると思わず抱きしめたくなってしまう。




シオンに相談するか?


…………ダメだ。絶っっっ対にからかうに決まってる。


というより自分の恋にも気付いてないシオンに分かるわけないか!!








相談できないこの状況、吐き出すことのできない感情がキルアの中をうごめいていた。














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