○ハンター試験編○
□茶
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シオン「んっ…………」
シオンが起きるとクラピカとレオリオが寝ているのが目に入った。
上半身を起こして部屋にある時計を確認する。
シオン「今は…………4時間ぐらい寝てたのか」
飛影 「随分と無防備に眠っていたな」
シオンは、いきなり声をかけられたことで体をビクつかせた。
シオン「飛影っ!」
飛影 「寝るのはかまわんが、もう少し周りの気配を感じることだ。
さっき、奇妙な服を着た男が顔を覗いてニヤニヤしていたぞ。
早く食べちゃいたいけど我慢我慢♥≠ニか言っていた」
シオン「なっ……! 飛影、それはヒソカって言うヘンタイだ! 何で追っ払ってくれないんだよ!?」
飛影 「貴様に触れようとした時に睨み付けたら離れていった。君も良いね♠≠ニか言ってな」
シオン「飛影…………お前も目を付けられたんだ。お互い気を付けようね。私も用心する」
シオンは口には出さなかったが飛影の低い声でヒソカのセリフを真似しないでっ!≠ニ心の中で心底思っていた。
クラピカ「ん…………もうこんな時間か」
レオリオ「けっこう寝てたみてぇーだな」
シオン「あっ、ごめん起こしちゃった?」
シオンは、飛影との話し声によって起こしてしまったのではないかと思い、申し訳なさそうな顔をした。
レオリオ「寝起きの一杯ってことでヨウガン茶でも飲みにいかねぇか!?」
シオン「レオリオ、なんだか酒でも飲みにいかねぇか!?≠チて聞こえた」
クラピカ「私もだ」
意外にもクラピカも笑いながら同意していた。
シオン「ほら、飛影も行こうよ!」
飛影 「あぁ」
そうしてシオン達はヨウガン茶を飲みに足を運んだ。
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