○ハンター試験編○

□黒龍波
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キルア「シオン。お前さぁ、料理ってできんのか?」


シオン「こう見えても料理は結構自信があるんだよ!! 見た目はいまいち…………」


飛影 「シンプル…………というか、定番というか、オリジナルティーがないというか…………」


シオン「飛影…………お前、オリジナルティーなんて言葉知ってたんだな! 意外だよ。前はジャンケンだって知らなかっ……イタッ!!!」


飛影 「くだらん」




そう言って飛影は、シオンの頭を一発殴るとさっさと調理台の前に行ってしまった。






レオリオ「アイツ等ってよぉ、本当に仲がいいのか?」


クラピカ「仲がいいからこそなのかもしれないが…………」




レオリオとクラピカはみんなには聞こえないくらいの小声でそんな会話をしていた。


クラピカは少しだけ疑問に思った。






飛影がシオンの料理について語ることが出来るということは、頻繁にシオンの料理を食べたということ…………。


考えてみれば私は、シオンのことをまだ何も知らないのだな。






微かにクラピカにはやきもちのようなものが見え隠れしていた。


しかし私には同胞の復讐を遂げるという目標がある。


恋愛にうつつを向かしている暇はない。








傍にいるレオリオだけがクラピカの心の葛藤が分かっていた。










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