○ハンター試験編○

□出会い3
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ス――――――





アイス達の横を一人の少年が風を切るようにスケボーに乗っていた。




レオリオ「おい、ガキ汚ねーぞ! そりゃ、反則じゃねーか、オイ!!」


キルア「なんで?」


レオリオ「なんでっておま……こりゃ、持久力のテストなんだぞ!」


アイス「持久力のテストなんて言ってないわ」


ゴン 「そうそう、試験官はついて来いって言っただけだもんね」


レオリオ「ゴン!! アイス!! お前等どっちの味方だ!?」


クラピカ「怒鳴るな。体力を消耗するぞ。何よりまず五月蝿い。テストは原則として持ち込み自由なのだよ」


レオリオ「〜〜〜〜〜〜〜」




レオリオは3人に抗議を否定されて、イライラが募っていった。
















キルア「…………ねぇそこの2人、年いくつ?」


ゴン 「もうすぐ12歳!!」


アイス「私も12歳よ」


キルア「ふーん…………」






同い年……か…………。






キルア「やっぱりオレも走ろっと」




キルアはそう言うと軽やかにスケボーから降りた。




アイス「わぁ!」


ゴン「かっこいー!」




キルア「オレ、キルア」


ゴン 「オレはゴン!」


アイス「私はアイスよ。よろしくねキルア」






キルア「おっさんの名前は?」


レオリオ「オッサ……、これでもお前らと同じ10代なんだぞ! オレはよ!!!」






「「「……ウソォ!?」」」




3人は一瞬頭の中で理解しきれていなかった。


しかし理解したとたん、出てきた言葉がそれだった。




レオリオ「あーーーーー! ゴン! アイス! お前らまで……!! ひっでー、もう絶交な!!」






離れよう……。






クラピカはそう決心して少し後ろに下がっていった。








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