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□何の実験かと思った
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『ねぇ、さっきからなにしてんの』



久々に休暇をもらったため恋人と私の自室でゴロゴロしていたわけなのだが、どうも落ち着かない。この腰に巻き付いている彼をどうしてくれよう。



『離して、』

「やです。」



そう一言否定されれば続きの言葉なんて出てこなかった。



『何がしたいの』

「……」



黙ったまま強く抱き締めてくるその腕は私から振りほどくことなんてもちろん出来ない。

しかし彼は一体何がしたいのだろう。愛が足りないのか、はたまた甘えたいだけなのか。いづれにせよ年下の彼氏とはとても可愛いものだと思い知った瞬間である。



『キス、してもいい?』

「…だめ」

『あれ?』



なんで?と聞けばここから離れたくないからだと。キミはだっこちゃんかよ。



『そのままでいいじゃん』

「な、」



と顔を火照らすアレンのほっぺに小さくチュッとリップ音を響かせた。



「…キミからのキスなんて久しぶりですね」

『ほっぺだけどね』

「後でちゃんとココにしてもらいますよ」



そう言いながらアレンは人差し指で自分の唇をなぞった。そんな彼の行動に心臓がとくんと高鳴る。しかし疑問に残る言葉かひとつ。



『なんで"後で"なの?』

「今忙しいんですよ」

『へ?』



すると彼は再び腰に巻き付き、私のお腹に耳をくっつけた。彼の不可解な行動に私は疑問符を浮かべるばかり。



『ねぇ、何してんの?いい加減教えてよ』

「………」



またその質問に黙りこくったアレンだったが今度はちゃんと答えてくれた。



「…動くかなぁって、」

『へ?』

「だから!」



アレンは恥ずかしそうに、でも嬉しそうに顔を赤らめて私の顔を見た。



「君と僕の赤ちゃんが、」





















18.


(まだまだよ)
(早く、早く。外の世界へ)


変態続きのアレ様の汚名返上!最後は甘くなっちゃった(えへ)



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