Short Story

□弱点(マリみて)
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〜薔薇の館〜

今日は会議も無く、のんびりとお茶会をしている山百合会の面々。

?「・・・はーるかちゃん♪」

甘い声と共に誰かが後ろから遥に抱き着いた。

抱き着いてきた人物が誰か分かったので、遥は素っ気無く言った。

遥「・・・何ですか?白薔薇さま」

白薔薇様「暇だから遥ちゃんと遊ぼうかなーってv」

遥「嫌です。つーか離れて下さい」

白薔薇様「もう遥ちゃんってば、つれないー(-ε-)」

拗ねる様に言うと、遥の左耳にふっ・・・っと息を吹き掛けた。

すると───

遥「──っきゃあ!?」

白薔薇様「え?」

部屋中に響いた女の子らしい悲鳴に、皆は驚き顔を上げた。

悲鳴を上げた本人は、顔を赤くさせて左耳を押さえている。

遥「ロ、白薔薇さま・・・今、何を・・・?」

白薔薇様「何って・・・耳に息を吹き掛けただけよ?そんなに驚いた?ι」

遥「・・・・・////」

何も答えず左耳を押さえている遥を見て、白薔薇さまの頭の上に豆電球が浮かんだ。


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