Short Story
□弱点(マリみて)
1ページ/4ページ
〜薔薇の館〜
今日は会議も無く、のんびりとお茶会をしている山百合会の面々。
?「・・・はーるかちゃん♪」
甘い声と共に誰かが後ろから遥に抱き着いた。
抱き着いてきた人物が誰か分かったので、遥は素っ気無く言った。
遥「・・・何ですか?白薔薇さま」
白薔薇様「暇だから遥ちゃんと遊ぼうかなーってv」
遥「嫌です。つーか離れて下さい」
白薔薇様「もう遥ちゃんってば、つれないー(-ε-)」
拗ねる様に言うと、遥の左耳にふっ・・・っと息を吹き掛けた。
すると───
遥「──っきゃあ!?」
白薔薇様「え?」
部屋中に響いた女の子らしい悲鳴に、皆は驚き顔を上げた。
悲鳴を上げた本人は、顔を赤くさせて左耳を押さえている。
遥「ロ、白薔薇さま・・・今、何を・・・?」
白薔薇様「何って・・・耳に息を吹き掛けただけよ?そんなに驚いた?ι」
遥「・・・・・////」
何も答えず左耳を押さえている遥を見て、白薔薇さまの頭の上に豆電球が浮かんだ。
.