最遊記〜旅立ち編〜

□第2話
1ページ/18ページ


「大きな獲物がかかったこと」

ボス的な女妖怪が怪しい笑ながら口を開く。

天井に次元の歪みができている
妖術による幻覚か…うかつだったな

「くっ…」

三蔵は腕に絡んでいる蜘蛛の糸をどうにかしようと腕に力を込めるが、逆に食い込んでしまう…。

「無駄な抵抗はおよしなさい。この娘がどうなってもいいの?」

三蔵の行動を見て、女妖怪が朋茗を見せ付けながら言う。

「――やめろ。殺すぞ」

三蔵は女妖怪を睨みながら言う。
しかし、女妖怪は、そんなことお構いなしにくすっと笑ながら口を開く。

「これ以上西へは行かせない。ここからは黄泉への旅路よ。もちろん五人まとめて仲良くね」


.

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ