黄色い幸福

□黄瀬が寝込んだようです。
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(904号室・・・ここですね。)

黒子は珍しく風邪で学校を休んだ黄瀬にお見舞いに来たのだった。インターホンを鳴らすと、

「はーい」

と、少しくぐもってはいるが、聞き慣れた声が聞こえた。ガチャリと音を立ててドアが開くと、そこにはマスクをした黄瀬の姿があった。

「黒子っちじゃないッスか!?もしかしてお見舞いに!?」

「違います。先生に言われてプリントを届けに来たんです。」

キラキラと目を輝かせる黄瀬に対して黒子は冷たく言い放つ。

「思っていたより元気そうなんで
もう帰りますね。」

「ちょっと、ちょっとだけでいい
から上がってってくださいッス」

そうして半ば強引に黒子は黄瀬の
家に連れ込まれたのだった。
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