a shining flower〜水道魔導器編〜

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「・・・この場所にある森って、まさか、クオイの森・・・?」
「ご名答、よく知ってるな」
「薄暗くて不気味な雰囲気・・・」
「クオイに踏み入る者、その身に呪い、ふりかかる、と本で読んだことが。」
「なるほど、それがお楽しみってわけか。」

そういうと森に足を踏み込むユーリとラピード。
しかし、リクティスとエステルは一向に進んでこない。

「行かないのか?ま、オレはいいけど、フレンはどうすんの?」
「・・・わかりました。行きましょう!」
「・・・この森、本当に砦の向こうに抜けられるの・・・?」
「抜けられなければ戻りゃいいって。リィは恐がりだな。」
「ち、ちが!ただ、この暗くてなんか出てきそうな感じがちょーっと苦手なだけ!」

リクティスはユーリの帯を軽く掴み、辺りをキョロキョロしながら進んで行った。
そんなリクティスに対し、歩きづらいだろとユーリはいい、その手をとって歩き出した。

「え、て、手!?」
「こっちの方が、いざ戦闘になった時も動きやすいだろ。」
「あ、ありがとう・・」



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