main〜逆トリップ編〜
□1話
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名『はぁ・・・部長ってば今日も散々こき使ってくれたな・・・アイツに私の最強の呪いをかけてやる!!』
名前は今日も会社で部長に散々雑用を押し付けられ、終電の電車で帰宅していた。
もうこれブラック会社じゃね?とたまに思う。
そして家に帰ると、何故かとてつもない疲労が体を襲った。
うわ、何これ・・・体の力が抜けていくみたい。
あれだね、今初めてアンパ◯マンが水かけられた時の苦しみが分かった。
腕を上げるのすらキツイ。
それでも何とか体に鞭を打ち、ベットまでたどり着いた。
名『・・・・生理ではないし、熱でもあるのかな・・・今日は早めに寝よ』
今までにない感覚だったので、とりあえず寝る事にした。
とにかく人間、睡眠が一番!
まさか歳ではないだろうと思いながら、朝起きた時には気分が良くなっているように祈りながらベッドに倒れ込むと、数秒もしないまま眠りに着いた。
朝、布団の中にぬくもりを感じ、目が覚めた。
名『・・・・・・・へ?』
目の前に広がる光景に、眠気が吹っ飛んだ。
それもそのはず、右を見れば金髪の子供、左を見れば銀髪の子供、ハッキリいって日本人の髪の色ではない。
もちろん黒髪も居るが緑色や白髪の髪などがやはり目に入ってしまう。
名『と、とにかく起こした方がいいのか?』
誰から起こそう・・・。
よし、そこの金髪君!君に決めた!
名『おーい、金髪君ー、起きてー』
体を揺さぶると、少し身じろぎをした。
良かった、とにかく黄泉の国へ行った訳ではないらしい。
デ「う、ん・・・リボーン、もうちょっと・・・・」
名『・・・・・・いや、リボーンって誰?』
リボーンってこの子の親?
とにかく、今は起きて状況を説明してもらわないと。
といっても全く起きる気配がない。
もう面倒になってきたので、一気に起こす事にした。
名『おーい!!皆起きろー!!朝だぞー!!』
そう叫んで思い切りベッドに座ると、全員飛び起きるように起きた。まさに言葉通り。
なんだ、最初からこうすれば良かった。
名『皆おはよう。起きて早々悪いけど、君たちはどこから来たの?』
私はできるだけ優しく話しかけた。