main〜onepiece〜
□1話
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エ「・・・・なんだよ。」
名前が思い切り声を上げたことにエースは少し驚いたが、直ぐに目の前の少女の顔を睨み付けた。
すると少女はその睨みにビクつきながらも、おどおどしたように話出した。
名『あ、あのっ!なんで私、ここにいるんでしょう・・・。』
「知るか。ここでお前が一人で寝てたんだ。寝るなら家で寝ろ。」
貴族の娘が興味本意で『不確かな物の終着駅(グレイ・ターミナル)』に遊びに入って、疲れて寝た。ってところか?
全く、俺が見つけてなかったらブルージャムの連中に連れて行かれてたかもしれなかったてのに。
何も知らねぇ餓鬼はさっさと帰れ。
そういう意味を込めて言い放った。
すると、目の前の少女は辺りをキョロキョロした後、悲しそうに顔を歪めた。
名『あの、ここってもしかしてグレイ・ターミナル、って名前の場所ですか?』
「・・・・あぁ。」
名『それで、貴方の名前はもしかしなくても・・・エースさん、ですよね?』
「お前、俺の名前知ってんのか」
名『うそ、やっぱり・・・。どうしようっ・・・・!!』
「お、おい!」
何だってんだよ全く!急に泣き出しやがって、キツく睨んだせいか?俺は女の餓鬼の慰め方なんて知らねぇぞっ!
名『・・・・あ、れ?何だか涙腺が、緩い・・・?』
「は?」
何でコイツ心底驚いた顔してんだ?
すると女はそこら辺にあった壊れた鏡を見つけると、顔を覗き込んだ。
女はこれでもかというほど目を見開き、顔をペタペタと触りだした。
名『あ、あぁ・・・・・』
エ「こ、今度は何だ・・・?」
すると、女は2回目の絶叫をあげ、気絶した。
今日は厄日か・・・・?