付喪と許しを

□二章-付喪と戦塵-
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一輪の桜が閃光と共に刀に落ちる。

視界には舞い散る桜の花びら。


「あー、川の下の子です。加州清光。扱いづらいけど、性能はいい感じってね」


怪しげな美しさをもつ、漆黒と紅の付喪神が微笑む。


「うまく扱ってね?」


差し出された手の爪紅が光る。
繊細で美しい付喪神だった。

手を取りながら××も笑みを返す。


『*は××、こちらこそよろしくお願いするよ』



審神者としての使命を果たすべく、刀剣男士と共に戦乱を行く――…






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