からーきゃっと★

□四話
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猫を拾ってはや一週間。


え?時間飛びすぎだろって?



作品上の都合ってやつだよ(訳:色々考えてたら頭がパーンってなる。炎上する。だから、一週間のうちに色々あったことにする!!)



一週間のうちに猫達の餌や餌皿それからケージやトイレなど猫用具を買い揃えた。



水色の目の猫も、すっかり元気になった。




今も違う猫と戯れている。




あー……幸せだ。




可愛い猫達に囲まれた金曜日の午後。




……ん゛ん゛!!!!




私は重要なことを忘れていたことに気がついた。




『皆々様方』




六匹の猫を前に正座する。




《にゃー?》



《なぅ?》





不思議そうに、こちらを見る猫達に私は一言告げた。





『君達の名前決めてなかった』




シーーンッと部屋が静まる。




マイナスの世界だよ……。猫達はさっきまで騒がしかったのに今は一鳴きもしない。




緑の目の色をした猫は【は?いまされじゃね?】とでもいいたげな目をしている。




今さらだなんて私も思ったよ。




『でもね。もう既に私は君達の名前を決めているんです!!!!』




――――ゲシッ



えっへんと腰に手を当て偉そうにしているとオッドアイの猫に猫パンチを頂いた。




なんなんだよ。私には威張る権利無いって?


シクシク……。





『……おっと。では気を取り直して。右から黒子君に黄瀬君に青峰君にむっくんに赤司君にミドリンね!』



瞬間猫達は驚きに目を丸めた。



硬直する五匹の猫。なぜか、オッドアイの猫命名赤司君は優雅に毛づくろいをしていた。



しかし、我に返った一匹の猫が鳴いた。




《にゃー……》




明らかに、嬉しそうではない。




どちらかと言うと名前の考えたといえば御幣があるが考えた名前に意義があるらしい。




『ミドリン嫌なの?』




《にゃ゛ー…》




緑色の目をした猫ミドリンは、不機嫌そうに一鳴きした。



『えー……かっこいいよ?ミドリンって名前』




《なぅ…》




ミドリンの近くまで歩み寄り抱き上げる。

そして、ヨシヨシと頭を撫でた。




『仕方ないから少し変えて緑君でいい?本当は緑間君にしたかったんだけど……長いからね……ちなみにむっくんもそんな感じの理由』




むっくんの方に目を向ければ特に嫌では無いご様子。丸まって一定のリズムで尻尾をパタ…パタ…ッと上下に揺らしている。



なんか優雅だ。






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