Chinese lantern ☆
□第弐章
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「……なに??今日店休みなんだけど」
店から出てきた人は鬼灯様クラスに美男な方だった。
が、顔色は悪く急いで着たのか服は乱れている。
「私もう帰るわねー」
奥から出てきた美女は、私と鬼灯様の横を通って私たちが来た道を降りていった。
『今日二度目の、思ったのと違う』
「だから言ったでしょう。あまり期待するな、と」
あきらかに落ちこんな雰囲気の名前に鬼灯は、やっぱりかとため息をこぼした。
「こちら、神獣の白澤さんです」
『あ、どうも名前です』
「你好、清多多指数(初めまして、よろしく)」
お互いに握手をする。
すると、白澤はハッとしたような表情になる。
「鬼灯、この子何処で見つけたの??」
「は??……三途の川の近くですが」
「ふーん」
ジーッと私の顔を見る白澤さん。あまりにもこちらを見るので、おどおどしながら首を少しかしげた。
スット白澤さんの指が私の頬に触れる。
「今晩、予定あいてる??」
『はい??』
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