Chinese lantern ☆
□第弐章
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平和な雰囲気が見て取れる場所、桃源郷
『なんだか、中華系の建物もありますね』
自然豊かな木々の間に、ポツポツと立っている。
「ここは、日本と中国の境にあるので、双方の公益の場ともなっていますからね」
『へーそうなんですかー。なんか地獄とは打って変わっての世界ですね〜落着くー』
「いまから、いくのは中国の妖怪の長である神獣白澤の商っている漢方の店です」
『神獣白澤!?そんな高貴な存在を私は見てもいいのですか!?まぁ、閻魔大王様見たあとではありますけど』
神獣白澤といえば、頭のいい人の前にしか現れないって伝説の生き物ジャン!!
「ですが、あまり期待しないほうがいいと思います」
目をキラッキラにする名前に忠告する鬼灯だが、ハイテンションの彼女へはその忠告は伝わらなかった。
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