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□Doll
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「あの女、どこに行った!?」
「あっちだ、あっちに逃げたぞー!」



「はぁ、はぁっ・・・」
人々の罵声の中、少女は、一人身を潜めていた。
今年17歳になるというのに、年齢にふさわしくない小さな体を自身の両腕で抱きしめながら・・・。

茂みの向こうで、せわしなく走り回る大人たちに気を取られていたせいで、少女は、背後から近づく気配に気づくことができなかった。
突然、ガンッと後頭部に衝撃を受け、少女はそのまま、意識を手放した。







少女が再び目覚めると、見慣れた風景が広がった。
幼い少年少女たちが、鎖に繋がれ、大人たちにこき使われている。
彼らに名前はない。もちろんこの少女にも。
物心ついたときから、働かされるか、売られるか、売られたとしても、また働かされてきた。そして、飽きたらまた、業者に売られる。
所謂、奴隷。
少女は、この地獄から逃げ出そうとしたが、再び連れ戻されてしまったのだった。

「目が覚めたのなら、さっさと働け!」
しわがれた男の声に少女は、痛む頭に顔をしかめながら、持ち場に戻った。
年頃の娘がする仕事といえば決まっている。
毎日、かわるがわるやってくる男たちの性欲処理。
「んっ。はぁ、くちゅっ、ぺろっ・・っふぁ・・・」
少女は、男の肉棒を口に含み、丁寧に愛撫する。
「いいねぇ、若い子は。気持ちいいよ。」
男の恍惚とした表情に、嫌悪感を抱きながらも、無表情で、行為を続ける少女。
それが気に入らなかったのか、男は、少女の口からソレを抜き、まだ濡れてもいない蜜壷を一気に貫いた。
「あぁっ!!・・・・っ」
あまりの痛みに耐え切れず、少女が声をあげるが、かまわず、腰を振り、少女を犯していく。
「痛いっ!やめて!もう無理やぁ」
少女の瞳には、涙があふれ、顔は苦痛に歪んでいた。
「そんなこと言って、ほんとは、気持ちいいんでしょ?ほら、濡れてきたし。この淫乱女!」
そして、少女にとって苦痛でしかない時間は、男が果てても、終わることはなく、少女は、意識を手放した。
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