氷雪(最強)の錬金術師・番外編

□ホワイトデー
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十番隊・・・氷華は書類を提出しに行ったのか姿が見えなかった。


松本「たあぃちょ〜前のバレンタインは誰かにチョコレート貰いました?」


松本はソファーに転がりながら冬獅郎に聞く。


冬獅郎「何言ってんだ松本・・・前俺の机の上にあった大量のチョコレート食ってやがったろ」


冬獅郎は自分の机で書類をモクモクとこなしながら話している。


松本「知ってますよぉ〜じゃなくて三つくらいは食べたでしょ〜?誰から貰いましたぁ??」


バレンタインデーに誰から貰った(チョコレートを食べた)か聞いているらしい。


冬獅郎「あぁ? 雛森と松本と・・・氷」


冬獅郎はすんなり答える。


松本「明日ホワイトデーですよ!? 用意出来てるんでしょうね?;」


いつ移動したのかいつの間にか冬獅郎の机の前に来て訪ねてきた。


冬獅郎「何をだ??」


松本「チョコレートに決まってるじゃないですか!!;」


松本は驚いて話している。


冬獅郎「用意って・・・する物なのか?」


そう冬獅郎はバレンタインなんて全然興味もなかった為全然知らないのだ。


松本「そりゃそうですよ!;」


そう言うと冬獅郎は少し考えたのか


冬獅郎「明日にでも現世に行って「ダメです!」・・・ハァ?」


現世で買ってくる選択肢を松本がバッサリと切り捨てる。


松本「手作りの方が喜んでくれますよ!!」


するとカタンという音がして振り向くと


『何の話をしてるんだ?』


書類を配りに行っていた氷華が帰ってきた。


冬獅郎も何事もなかったかのように見えるが先ほどより書類を書く手が早くなっている。


松本「ひ・・・氷隊長さっきから話してた話聞きました?;」


少し焦りながら氷華に聞くと


『いや・・・今、配り終わって帰ってきた所だ』


冬獅郎「とにかく!! 松本・・・今の状況分かってるんだよな?」


そう・・・今の状態は


松本「ハイ?」


冬獅郎「ハイ? じゃねぇよ! こんなに書類貯めやがって!! 今日残業だからな!!」


そう、松本は(本日中に仕上げる)書類の束を隠していたのだ。


松本「え〜・・・」


冬獅郎「え〜・・・じゃねぇ!!」


冬獅郎の怒号は飛んだが・・・空気がどことなく重くなり初めている。


冬獅郎と松本が顔を青くしてハッとして振り向くと・・・重くなるようなオーラーを放っている氷華がいた。


そういたのだが


いつもは見せない満面の笑みで見ているのである。


『なぁ・・・どういう頃だ? 俺が書類を配ってる間に書類が増えてるじゃねぇか・・・ん?(ニコニコ』


冬獅郎「え・・・その・・・松本が俺達が届かない所に書類を隠してやがって今見つけたから・・・?;」


『何処においてたって?』


松本「えっと・・・本棚の上・・・です;」


『松本?・・・覚悟、出来てるからこんな事するんだよな??(ニッコリ』


氷華は松本を引きずって木も何もない所へ連れて行き、話声が聞こえなくなり少しの沈黙があった。


冬獅郎「話声が止んだ?」


『霜天に坐せ氷輪丸ああぁあああああああ!!』


松本「いやあぁああぁあああ!;」


・・・・・十番隊は今日も平和?ですww
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