氷雪(最強)の錬金術師・番外編

□バレンタインデー
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氷華は尸魂界に戻って来ていた・・・理由は



《バレンタインデーなんだから誰かに渡しなよ!》



『さて、作るか・・・』


チョコレートを細かく刻み・・・



生クリームを入れ・・・



パッドに入れ・・・



冷蔵庫へ・・・



固まったら切り分けココアパウダーをかければ・・・


『これくらいか・・・出来た、生チョコ』


白い箱、そして翡翠のような緑青のリボンでくくれば


『完成・・・だな 明日渡さなくてはな』


〜次の日〜



(さて仕事行くか・・・シロ兄より早く行こうか)



隊員A「あっ・・・日番谷零番隊隊長! お・・・おはようございます!!」



『あ・・・あぁ、おはよう』


隊員A「これ受け取ってください!!」


『俺にか? 悪ぃな ありがとう、もらっておく』


隊員A「ありがとうございます!!」


それが男女ずっと続けられ、気がつけばどっさり十番隊隊舎に着く頃には両手一杯だった。


(俺は貰う方より作るほうだろ・・・!?)


そして兄が来るとチョコレートをドッサリと抱えていた。


(俺のなんか・・・いらねぇよな・・・)


冬獅郎「どうして先に行ったんだ?」



(チョコレートを仕事の合間に食べて欲しくて動かずにいれなかったなんて言えるか・・・!)



『久しぶりに帰って来たからな、書類が溜まってないか気にな「嘘だな」!?』



冬獅郎「氷華は嘘をつくとき流し目になる」



『・・・悪かったな、わかりやすくて コレ、誰かにあげようと思ってな』



冬獅郎「誰にあげるんだ?」



『シロ兄じゃない誰かだよ』



冬獅郎「・・・ふ〜ん じゃあ俺は氷華の別にある箱にでも期待してるか」



『!? なんで期待なんかするんだよ? そんなにあんのに』



冬獅郎「楽しみなんだよ・・・もらうのが」



『ったく・・・はい、コレ・・・別にシロ兄にあげる用じゃなかったんだからな!?』



(ツンデレめ・・・)



冬獅郎「ハイハイ、わかってる」



なんて甘い兄弟愛の日なのでした〜
 

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