*氷雪(最強)の錬金術師*

□向き合う
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エドとアルは愕然としていた。



氷華を今まで忘れていたこと、何より自分達が二人で勝手にした人体錬成に巻き込んでいたからだった。



エド「っ・・・!オレ達は兄貴を・・・・・・」




思い出した二人は悔やみ始まる。




アル「忘れていたばかりか・・・・・・・・!」




アルの言葉を引き継ぎ話すエド。

 

エド「俺達二人が勝手にした・・・人体錬成に兄貴をまきこんでたんだ・・・!」



ロイとリザは驚愕していた。



人体錬成者は後一人いた事ともう一つ忘れていたということは・・・・・・・・・!



ロイ「君たち・・・まさか・・・!」



信じたくないがロイは聞く。



エド「ああ・・・兄貴を置いて行っちまったんだ・・・ばっちゃんの家に」



そう・・・置いて行ってしまったのだ。




アル「兄さんと同じ右腕と左足を持っていかれたのに何もせずばっちゃんの家に・・・・・・・・・!」




エドと同じ重症の氷華を・・・・・・・




リザ「そんな・・・・・・!」




そして・・・




エド「傷つけたんだ・・・俺達が・・・! 兄貴は何も悪い事をしてないのに・・・・・・・!」


と悔やんでいると・・・




ロイ「何をここで悔やんでいるんだ!」



と一括する。




リザ「あなたたちは今、気づいたなら・・・!」




((そうだこんな事をしている暇があるなら・・・・・))




ロイ・リザ「「あやまってこい(きなさい)!!」」




((そうだ 許されなくてもいいから 謝りたい))



エド・アル「「・・・っ!行って来る(きます)!!」」




エドとアルは走り去って行った。




ロイ「まったく・・・世話が焼ける」


と呟くがリザは・・・



リザ「それで済むでしょうか・・・彼は傷ついていたんですよ」


とリザは悲しい目をしながらつぶやく。



ロイ「だがそれは・・・・彼ら(エルリック兄弟)しだいだ」




リザ「そうですね・・・」




二人は司令部の窓から走る二人を上から見ていた・・・・・・。



そのころ氷華と冬は・・・・・・・・・・・・




『どこ行こうか冬 行きたいところあるか?』




冬「俺はどこでも・・・・・・・・・・・・!」




冬は近くを走って何かを探しているエドとアルを見かけてしまった。




『どうしたんだ?冬、何かあったのか??』 



気づいてない氷華をお姫様だっこしてジャンプするとビルの屋上まで飛んだ。




『なっ・・・! どうした??虚の気配はしないが・・・・・・・・』



と気づいていないので・・・


冬「行きたい所があるんだ ついてきてくれ」


言い訳を言う。


『あ・・・ああ わかった』


知らない氷華はうなずいた。


アル「兄さん!ヒョウ兄さんが!!」


氷華と冬を見つけたアルはエドに伝える。


エド「アイツ兄貴に合わせないつもりだな・・・!アル!!」


アルの腕を足場にし飛び上がり屋上に着地する。



エド「待ちやがれ!!」



エドが冬を追いかける。



冬「来やがったか・・・」



『冬?どうし・・・「兄貴!!」!!』



氷華はホロホロと泣き出し冬の服をギュッと
掴む。



冬「合わせたくないんだエドにもアルにも」



冬が逃げていたのは自分の為だと気づいた氷は少しココロが痛くなった。



『冬っ・・・・・ごめん・・・っ!』



悲しくなり冬にあやまる。



冬「いいんだ・・・合わせたくないのは俺が思ってるだけだから」



エド「兄貴!ごめん!!!」



追いつかないと気づいたエドはそこから大き
な声で謝る。



アル「ヒョウ兄さんごめん!!」



アルもエドと同じように謝る。



『・・・・・・・・・!!』



氷華は謝られた事、兄貴と呼ばれた事にようやく気が付いた。
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