よろづ

□碧珀明
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「やっと終わった……」

珀明はどっと机に倒れ伏した。
すでにお昼などとっくに回っている。最近定刻通りに休憩をとれた試しなどなく、むしろ毎日残業続きだ。しかもこのままだとまた次の休みも返上しなければいけないだろう。

「とりあえず、昼食か」

げんなりとやつれきった珀明だったが、周りで先輩達が仕事をしているのを気遣い、昼食は外で食べることにした。というよりここでのんきに昼食など食べていたら何を言われるか分からない。
自分の昼食を持ち、珀明はそそくさと吏部を後にしたのだった。




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