薄桜鬼〜短編〜

□勘違い
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「おはよ〜」

「おはようございます」

社会人として当たり前の朝の挨拶が飛び交う

周りの連中には今日も清々しい朝だろう

だが、俺は全く清々しくない






「おう!!左之!!朝から辛気臭ぇぞ!!」

「新八・・・おめぇは朝からテンション高ぇな・・・」

「当然だ!!今日も俺の筋肉は絶好調だ!!」

「そりゃよかったな・・・
っつーか俺はおめぇの筋肉の調子に興味ねぇよ・・・」

「なんだよ、お前この間惚れた女といいことあったってご機嫌だったじゃねーか
いいことってのは・・・イイことなんだろ?」

ニヤッと笑う新八にため息が漏れるがこいつはそんなことおかまいなしだ

「かぁ〜!!羨ましーぜ!!俺もイイことしたいよなぁ・・・左之のおこぼれでもいいからイイことねぇかなー」

新八が言いたいことはよく分かる

俺は女に不自由したことない・・・悩んだこともない・・・

だが、今回は俺にとって不測の事態がおこってる









「おっ!晶さんだ!今日も美人だな!あんな迫力美人に一度でいいからお手合わせ願いたいぜ」

新八の言葉に言いようのない感情が沸き起こる




『永倉君、おはよう・・・「原田」君も』

「うっす!!晶さん」

「あぁ・・・おはよう・・・ございます」






【不測の事態】の原因・・・晶・・・さん?

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