飛躍少女と鷹の目少年

□第1Q 良かったら一緒に行く?
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帝光中学校男子バスケットボール部。


部員数は100を越え、全中三連覇を誇る超強豪校。


その輝かしい歴史の中でも特に最強と呼ばれ、異彩を放つ時代がある。


それは【キセキの世代】と呼ばれ10年に1人の天才が5人同時にいた世代のことをさす。


さらにその天才5人が試合記録もないのに一目置いていた人物【幻の6人目(シックスマン)】もいたという。




しかし、帝光中学校にはもう1つの伝説があった。


帝光中学校女子バスケットボール部。


彼らキセキの世代と時を同じくして大活躍していた少女のことだ。


その少女のまたの名は【飛躍少女(ジャンピングガール)】


さほど背が高くない彼女は、その脅威的な飛躍(ジャンプ)力で女子バスケットボール部を全国大会優勝へと導いた。


しかしその伝説も長くは続かなかった。


その翌年、彼女が中学二年になった年


彼女は忽然と姿を消したのだ。


そしてその伝説は、キセキの世代が有名になるに連れ薄れていったのだった。




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